レンタルしてきた『劇場版 るろうに剣心』(実写版)を観てるのですが・・・。
想像以上に
出来が良いッ!!
実写版製作のニュースが出た時は「何をトチ狂ったのか!?」と、
正直なトコロたかをくくっていましたが、
いざ観てみると殺陣のシーンがとても良く出来ていて、
初っ端からドップリと魅入ってしまいました。
神谷道場がある町の住民が毒に苦しむシーンはオリジナルだけど、
迫力と焦燥感があって、なかなか見入ってしまいます。
俳優は一切知らないけれど、
剣心・薫・弥彦・左之助あたりは良いキャストかと。
御庭番衆の面々も、全員じゃないけど出てるみたいだし。
・・・て、剣心の相手って蒼紫じゃないの!?
一応、小刀(というかドス?)をもって闘ってるみたいだし、
やっぱり「蒼紫」なのかなぁ・・・。
武田観柳が、原作以上に極悪非道なのもスゴイ!!
よくぞアソコまでキャラを作ってくれたなぁ・・・。
容姿は程遠いケド。
鵜堂刃衛の俳優も、“人斬り”として、
そして、“剣心のライバル”として十二分のキャラ作りが出来てますね。
刃衛との決着の仕方がちゃんと原作に基づいていたのは、
ファンを大切にしてくれた証拠と取っていいのかな。
薫のセリフが長過ぎてイマイチ感が拭えないのが、実に勿体無い。
それにしても、飛天御剣流の“技”でマトモに観られたのが、
刃衛との闘いで見せた“双龍閃”くらいしかなかったのが、ちょっと残念。
(他にもあったかもしれないけど、技名が出されたのは“双龍閃”だけのハズ)
まぁ、ソレを抜きにしても、総合評価は相当高いです。
正直言って、映画館で観なかったのを後悔しているくらい。
100点満点ではないけれど、80点くらいはあげてもいいかな。
それだけに、OVA版『るろうに剣心~新京都編~』がかなり残念。
原作・テレビアニメと来て、OVAとして完成したかな、
と思ったら、まさかのシナリオ変更。
志々雄真実の決着は、原作とはまるっきり違っていました。
彼は『るろうに剣心』という作品の中でも髄一の“悪のカリスマ”なので、
“あんな最後”は、ファンの誰もが望んでいなかったのではないでしょうか。
前・後編の二巻だけで表現するには、あまりにも短い。
そんな感想しか残らなかった『新京都編』でした。
さて。
コレを書いているうちに『るろうに剣心』を観終えたので、
次は、ついでに借りてきた劇場版『AIR』を観る予定。
原作やテレビアニメ版のファンから随分と酷評を貰ってしまった『劇場版』。
果たしてどんな出来なんでしょうかね?