夜空に輝く無数の星たち。
その中のひとつ、オリオン座の右肩を示す「ベテルギウス」が、
今まさに“星の一生”を終えようとしているそうだ。
直径は太陽の比ではなく、
ベテルギウスを太陽の位置に置いたとすると、
その端は火星の軌道を超え、木星の軌道近くまで迫るほど。
また、質量も太陽の20倍とかなり重い。
それゆえに、星としては短命になるのだそうだ。
太陽が推定総寿命100億歳(現在46億歳)なのに対し、
ベテルギウスは数100万年程度。
さらに、1%程度しか寿命が残っていないという。
夜空から人類史をずっと眺めてきたひとつの星が、
今まさに無くなろうとしている、この状況。
にわか天文ファンの私が興味を持つのだから、
世界の天文学者たちは気が気ではないだろう。
“ベテルギウスの終末”を確認出来そうのは、
現時点では2012年と言われている。
“星の終末”をこの目で観られるかもしれないという期待と、
もう観ることはできないのだなぁ・・・という寂しさが入り混じるが、
非常に短命な人間の寿命の内に観られるかもしれないのは、
私たち天文ファンにとっては、やはり幸運と言えるかもしれない。
参考リンク:
【ベテルギウス Wikipedia】
【ACTIVE GALACTIC】様
【英考塾】様