今日は、今は無きセイブ開発より発表された『雷電』のレビューなぞ。
発表年が1990年と、実に16年前の作品であるが、
今プレイしても十分に遊ぶことが出来るゲームの一つだ。
今のSTG界の流行(?)は弾幕系のため、
一見すると弾が少なく寂しい気がしないでもないが、
いざプレイしてみると、当時の主流(?)だった高速弾が展開され、
寂しいとかそんなことは到底言ってられなくなる。
とはいえ、敵弾のほとんどは自機狙いのため、
STGの基本のひとつ“切り返し”を駆使することにより、避けることが出来る。
1周8面構成で、後半は宇宙にまで飛び立つ。
ラストの8面ボスの攻撃は、ラストだけあってかなり激しい。
弾幕が押し寄せるわけではないが、超高速弾が遠慮なく迫ってくる。
一応安全地帯はあるものの、位置合わせがかなり際どいので、
ボンバーを使ってさっさと切り抜けたほうが良いだろう。
パワーアップ方式が単純なのも、『雷電』の魅力の一つ。
ショットは拡散型(ワイドショット)と前方集中型(レーザー)、
サブウエポンはニュークリア型(着弾時爆発)とホーミング型(追尾)、
ボンバーに至っては、たったの一種類しかない。
今時、これほど単純なSTGなどまず無いだろう。
『雷電』シリーズは、過去に4作ほど発表されている。
(ライデンファイターズも一応シリーズ作だけど、「色合い」がちょっと違う)
初代『雷電』に始まり、『雷電Ⅱ』『雷電DX』、そして『雷電Ⅲ』…。
『雷電Ⅲ』に関しては1回しかプレイしてないので何とも言えないが、
感触というか、見た感じでは悪く無さそうだ。
そんなわけで、今ならPS版で購入可能な『雷電DX』をオススメする。
コンシューマーならではの難易度の設定や、
自機・ボンバーの初期数の設定など、
かなり多岐に渡って自由に設定出来るのが嬉しい。
BGMも雷電ⅡVer、雷電DXVer、VYPER PHASE1Verと用意され、
それぞれのVerでプレイするのも、新鮮味があってなかなかに楽しい。
弾幕STGに食傷気味の方、これからSTGを始めてみたい方、御賞味あれ!
※上に挙げた『雷電DX』の他にも、『雷電プロジェクト』が発売されている。
こちらは『雷電』と『雷電Ⅱ』が収録されている。
中古屋などで見かけた際にはゲットしておきたい。