1996年の12月号で第4部を終了して以来、
諸々の問題で「続き」が描かれなかった『修羅の門』。
14年という長き歳月を経て、ついに連載が再開されましたッ!
しかし・・・。
「主人公」の九十九は、祖父の真玄いわく「壊れている」んだそうで・・・。
その原因は、第4部の後に闘ったであろう、
ケンシン・マエダとの死闘にある模様。
マッイイツォが見たケンシン・マエダとの戦闘後の九十九は、
全身を朱に染め、マッイイツォを見たとたん、倒れてしまったという・・・。
九十九を診た医師によると、頭部にかなりのダメージを負っていたらしく、
戦闘後から半年はろくに言葉もしゃべれなかったそうだ。
(東京に来ていたマッイイツォが告白していた内容より)
どんな過酷な闘いでも、数日経てば回復していた九十九。
そんな九十九が半年以上も回復出来なかった闘い。
どれだけ熾烈なモノだったのだろう。
凡人の私には、想像すら出来ません。
勝ちか負けか、という問いならば「勝ち」ではあるんだろうけど、
その代償は「記憶喪失」というカタチで九十九に降りかかったようです。
さて。
14年という歳月(漫画では2年と10ヶ月)は、
周りの人間の環境をも少なからず変えたようで。
九十九が特別大切に思っている(と思われる)舞子は、
ロングの黒髪が更に似合うようになった美少女になっていました。
舞子の母は、若干シワが増えたものの、まだまだ若さが垣間見えていました。
九十九の闘いに惚れた谷山さんは、編集長になっていました。
プロレスの飛田さんは現役を引退し、
格闘技大会の解説や主催をやっている模様。
九十九のライバルである海堂晃と片山右京は、
それぞれが属する館の館長の立会いの下、闘っているようです。
今後の展開がどうなるか想像出来ませんが、気になる人物が二人ほど。
梵字が書かれたマスクを被って闘っていた人物は、一体誰なのか?
(「陸奥圓明流」の「雷」によく似た技を使っている)
「気になる人物」のもうひとりは、最後のページから3ページほど前、
3コマ目あたりにいた「陸奥」系の顔(というか表情)をしているのは誰なのか?
ここら辺、次号あたりで分かるといいなぁ・・・。